ベネズエラ

tamatsubakiさんの記事より。
http://d.hatena.ne.jp/tamatsubaki/20050503
>>大量破壊兵器が見つからなかったイラクでに戦争を仕掛けたのも、真の狙いは最大の産油国であるイラクの油田がただでほしかっただけで(イギリスも同様)、石油メジャーの強い後押しがあったためだ。ブッシュ大統領は南部テキサスの出身。南部のミシシッピ川河口には、モービルやエクソンなど石油メジャー各社の油田や精製工場が並ぶ。そこから金をもらってのし上がってきた彼にとって、イラク戦争は「父の敵討ち」以上に、メジャーや「死の商人」の顔を立てて(復興名目でただでメジャーはイラク進出を無事果たした)懐を肥やそうとした企みだった。

彼は「世界中の圧政を解放する」と正義の味方気取りだが、本質はそういうところにある。次なる狙いはイラクでも北朝鮮でもない。ベネズエラだ。南米第一の産油国ベネズエラの政権は、選挙によって反米と民主主義を標榜する政権に変わった。アメリカはその直後から、CIAによる度重なる大統領暗殺未遂事件、国内の親米派を組織した反政府暴動・油田破壊を行ってきた。アメリカ政府の他国政府要人暗殺指令は、当時のフセイン大統領に次ぎ二人目。現在も政府はアメリカに亡命中の反政府ゲリラへの募金キャンペーンをCNNなどを通じて行っている。

車を運転する方はこの間、ガソリン代が高騰していることに頭を悩ませているだろうが、原因はベネズエラ問題が影響しているのだ。イラク戦争最中、原油価格が高騰したのと同じである。そしてこの間石油メジャーは史上最高額の経常利益を出している。「エコノミスト」「東洋経済」あたりを読んでみるといい。<<



ベネズエラから帰国してから、何となく産油国ということで気になっていました。「第二のイラク」とまでは行かないまでも、アメリカの悪い影響を受けないでほしいです。ベネズエラでは、「ガソリンは水よりも安い」と言われています。どこまで正しいか分かりませんが、1ドル≠2150ボリーバルの時期に、ガソリンの値段が1リットル当たり1ボリーバルだったそうです。産油国であるが故の特権。だからこそ、アメリカは原油がほしいのだと実感しました。

tamatsubakiさんのコメントより紹介の本
ベネズエラ革命―ウーゴ・チャベス大統領の戦い ウーゴ・チャベス演説集
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