Lina (リナ)

約3年前のピースボートのクルーズで、世界の紛争地域出身の仲間に出会いました。そのなかで、一番連絡を取っているのがパレスチナのLina(リナ)。彼女とボクが同じ時間帯にインターネットにつないでいれば、MSN Messengerで現地とつながります。
しかし、この半年以上もの間、彼女とはまったくネット上で出会うことがなかったので、彼女の身の安全が確保されているのかどうか心配していました。
イスラエル分離壁の建設や、ヤシン師の殺害などで、和平プロセスなどとは程遠い状況になってしまったので。

ところが、つい先ほど、ネットにつないでいたところ、Linaからメッセンジャーで話し掛けられ、背景の写真には赤ん坊の姿が・・・(笑)
去年、彼女が結婚し妊娠したという話は本人から聞いていたのですが、写真を見てビックリ!女の子で9ヶ月とのこと。

折りも折り、最近、通勤電車の中で、広河隆一さんの「パレスチナ」という本(岩波新書)を読んでいて、今までどれ程のパレスチナ人が虐殺されてきたのかを知って、余計に心配になってしまっていたわけです。
ですから、久しぶりに彼女と話せたことは、「彼女が生きている」という実感をつかむことができ、非常に嬉しかったのです。
パレスチナ新版 (岩波新書)
Linaと旦那さん、そして、Linaの娘のJudeちゃんにとっても、安全な世界になってほしい、って思います。仲間が危険な目に遭っている姿は想像したくないですから。